スポンサーリンク
   

インコの発情行動

インコはその種類や個体によっても差があるものの、大体生後半年くらいで発情行動をし始めるようになります。

オスのインコの発情行動

  • 総排出腔(おしり)を止まり木やおもちゃなどにこすり付ける。
  • 食べたエサを吐き戻す。(吐き戻しは食べたエサをメスのインコにプレゼントするもので、発情期の求愛行動)
  • 怒りっぽくなる

メスのインコの発情行動

  • 尾羽根をピンと伸ばして体を反り返えらせたポーズをとる。
  • 紙類をちぎり、巣作りをする

発情の弊害

繁殖を目的としない飼い鳥にとって、過剰な発情は病気の原因になったり、命を落としてしまう原因にもなります。

長期間発情が続くと、それだけで体力も消耗してしまいます。

発情の弊害はオスとメスで違いますので、それぞれの主要な弊害を紹介します。

オス

インコの精巣は哺乳類の様に外に出ているのではなく体内にあります。そのため、熱がこもりやすくなっています。

発情期間が長く続くと、精巣を上手く冷やすことが出来ず、腫瘍化しやすくなってしまうようです。

また発情期が長く続くと、総排出腔を止まり木などにこすりつけすぎて羽根が剥げてしまったり、血が出てしまう事もあります。

 

メス

インコのメスはオスがいなくても産卵します。もしケージに産卵した場合は、しばらく卵を片付けないようにしてください。すぐに片付けてしまうと、自分がまだ産んでいないと勘違いし、次々に卵を産んでしまい、インコが体力を消耗してしまいます。

種にもよりますが、通常1日か2日毎に1、2週間かけて5~6個産むと、産み終わるそうです。更に、その後卵を抱く期間があります。メスが卵を温めなくなったら様子をみて取り出すようにし、産卵時期が終わるまでは、ケージ内の掃除なども控えて、そっとしておきましょう。

また、卵が体内に出来ていても上手く産卵できずに詰まってしまう場合があります。カルシウム不足だったり、高齢や産卵には若すぎるインコにみられます。

卵づまりを予防するには、普段からボレー粉でカルシウムを摂取させましょう。日光浴やビタミン類も重要です。

発情期の抑制方法

夜は暗くしてあげよう

発情行動は明るい時間が多いと、増えると言われています。飼っているインコは人工的な光に包まれているので、自然のインコよりも明るい環境に置かれる時間が多い分、発情行動も多くなりがちです。

発情行動を防ぐためにも、もし日が落ちたらインコも同様に暗くしてあげるようにしましょう。

なるべく早く暗くし、寝かせるようにします。理想的には夕方の5時か6時くらいには暗くして、静かな所において眠らせるのがよいでしょう。家族がいるところで布だけ掛けても、寝かせていることにはなりません。また暗くするには、完全に遮光し、一度暗くしたらちょっとでも光が入らないようにしなければ効果が出ません。

季節感を感じさせよう

インコは寒い冬には繁殖しようとしません。逆に春先や秋など、インコにとって暖かい気候で発情しやすくなります。

飼い鳥はクーラーなどで一年中快適な気温の中で生活できる場合が多いです。そうなると、発情もしやすくなります。

温度による発情を防ぐには、気温の変化による季節感を感じさせるようにします。夏は暑く、冬は寒い環境。もちろん、暑すぎると熱射病になってしまいますし、寒すぎると体力が落ちて病気になってしまいます。ですが、インコは暑さや寒さに強いので、若鳥や老鳥、産卵を控えた鳥以外は過保護に温度管理する必要はないと思います。

発情の対象を遠ざけよう

発情の相手は、同じ家で飼われているインコや飼い主、おもちゃやエサ入れと、幅広く対象になり得ます。

発情の対象物を遠ざけて、インコの視界に入らないようにしましょう。

お気に入りを取り上げてしまう形になりますが、インコちゃんのためにしっかり対応しましょう。

飼育者が発情対象の場合は対応が少し大変ですね。

過度のスキンシップは控えよう

インコと飼い主が仲が良い場合、特に一匹だけで飼っている場合、インコは飼い主の事を大切な仲間と思っています。そうなると、飼い主も発情の対象となってしまいます。

飼い主に対して発情行動を行っている場合は、接触する回数を減らすとか、「かまってよ~」と飛んで来ても、無視するなどの対応をしてみましょう。

少し寂しいですが仕方がありません。あまりにも発情がひどい場合は他の家族に世話を手伝ってもらわなくてはならなくなります。

また、インコのメスは背中をなでると、それが交尾刺激になってしまい発情を促してしまうので控えましょう。

 過保護はやめよう

野生のインコは常に危険がいっぱいの大自然に生きています。対して人間に飼われているインコは一年中快適な気温で、生命の危険もなく、食べ物もたくさん食べられます。そんな過保護すぎる環境は発情を促してしまうようです。

たまにケージを置いている場所を変えてみる、家の中の知らない場所に連れていく、脂肪分の多いシード類のエサをペレットに替えてみるなどしてストレスを与えてみると、発情を抑制できる場合があります。ただし、ストレスの与えすぎには気を付けましょう。

 

正常範囲の発情行動は見守ろう

犬や猫であればリスクを考えて、去勢手術することもできますが、残念ながらインコに対しては現在不可能です。

そもそも生き物全般において発情行動は自然の生理現象です。鳥では年に2回までが望ましく、1か月以上発情が続くのは過剰とされています。

リスクはあるものの、春、秋に起きる発情行動は正常範囲と捉え、上手に対応し、見守ってあげるようにしましょう。

 

関連記事
スポンサーリンク
LINEで送る
Pocket