サイトアイコン アキクサインコ♪ぴこ

インコのいる部屋でファブリーズを使っても大丈夫かP&G社に聞いてみました。

シュッとひと吹きするだけで手軽に除菌できるファブリーズ。

ですが、犬や猫などのペットがいる場所で使うと病気になっちゃうなんて嫌な噂を聞いたことがあります。

犬や猫でも体調不良になるのなら、身体の小さなインコにとっては致命的になりかねません。

 

ファブリーズはペットにとって危険で有害な成分が含まれているのでしょうか?

 

ファブリーズを製造販売しているP&G社に問い合わせてみました。

ファブリーズはペットの近くで使うと危険?

まずは、ファブリーズの公式ホームページに記載されているペットに関する部分を紹介します。

Q.ファブリーズした布製品を犬や猫がなめてしまったり、スプレーが目に入ってしまったりしても大丈夫?

個々の成分及び製品全体の安全性データについての検討結果から、ファブリーズがペットの目に入ったり、布製品をなめたりして口に入った場合でも、安全性上の問題は特に考えられません。

万が一、目に入った場合には、念のため多量の水で目をすすぎ、十分に洗い流してください。また、異常な症状があらわれたり続いたりした場合は、獣医師にご相談ください。なお、ファブリーズをペットに対して直接スプレーしないでください。

参照元:よくあるご質問:安全性・成分

ファブリーズを吹きかけて除菌した布を、たとえペットの犬や猫が舐めても、まったく問題ない!

 

これがP&G社の見解です。

ただし、体調不良がが続いた場合には獣医師に相談することや、ペットに直接スプレーすることはやってはいけないとのこと。

 

でもまあ、P&G社であれば「ファブリーズは安全」と言うにきまってるでしょう。

そこでP&G社ではない機関が調べた研究結果を紹介します。

ファブリーズに含まれる殺菌成分の安全性を確かめる実験

東京都健康安全研究センターがファブリーズに含まれる殺菌成分Quatの安全性を確かめる実験を行ったことがあります。

実験の内容は、マウスにQUATを経口摂取させてその変化を調べるというもの。

 

実験の結果、QUATを摂取したグループのマウスで死亡率が上昇しました。

その他にも、肝臓重量の低下、尿酸値の低下、血糖値の上昇、肝機能障害のリスクも上がったとのこと。

 

とはいえ、この実験は殺菌成分QUATをマウスに経口摂取させています。

ファブリーズをシュッと布にかけても、そこから摂取する程度の微量なQUATであれば問題ないでしょう。

インコのいる部屋でファブリーズを使ってもいい?

ペットの犬や猫がいる部屋でも、用法用量を守って使う限り、ファブリーズは安全。

…では、インコはどうでしょう?

多くのインコは50g以下の体重であり、他の動物よりもとても繊細です。

 

「炭鉱のカナリア」という話があります。

鉱山で地下を掘り進める仕事をしていると、有毒な一酸化炭素やメタンが吹き出すことがよくあるのだとか。

小さな小鳥であるカナリアは、人間が平気な少しの有害物質でも反応して体調不良になっちゃう。

そこで有害物質の探知システムとして、掘り進める最前線にカナリアを持っていったのだとか。(カナリアは地下鉄サリン事件の時も使われたらしいです)

 

身体の小さな小鳥は、ちょっとした有害物質が命取り。

テフロン加工された鍋を使うだけでも、そこから発生した微量なガスで命を落とす可能性があるくらいです。

 

だとしたら、ファブリーズだってインコにとっては有害かもしれませんし、使うのがためらわれます。

インコの部屋でファブリーズを使っていいのか、P&G社の見解がこちら。

ファブリーズミストラルやマイクロミスト、あるいはその他香りのついた製品につきましては、念のため鳥の周りでのご使用はお控えいただくことをおすすめします。

ミストラルやマイクロミストをスプレーされる際には、鳥をお部屋の外に出しておくようにしてください。

また、スプレー後は、お部屋を十分に換気してください。

布製品用のファブリーズスプレーにつきましても、スプレーした布製品が乾燥するまでは、鳥を部屋の外へ出していただき、スプレー後は、お部屋を十分に換気くださることをお願いいたします。 

ファブリーズミストラル(空間用消臭スプレー)やファブリーズマイクロミスト(部屋用消臭スプレー)は、部屋に巻くタイプ。

これらのファブリーズを使うと、インコが吸ってしまい体調不良になる可能性は十分にあるので、使う前にインコを部屋から出しておく方がいいとのこと。

その後、十分に換気してから、ふたたびインコを部屋の中に入れます。

 

普通の布用ファブリーズも、使う際はインコを部屋の外に出しておく。

そうして布にファブリーズを吹き付け、その布が十分に乾燥し、部屋を換気したら、それからインコを部屋に戻す。

ちょっとメンドクサイですが、インコのためにはそうした方がイイみたいです。

 

つまり、ファブリーズはペットが犬や猫であれば比較的安全に使えるけど、インコなどの子鳥がいる部屋では使わない方がいいってことになりますね。

 

これはファブリーズではない他のメーカーの消臭スプレーにもいえます。

というか、あらゆるスプレー類に言えるでしょう。

ファブリーズが特に危険というわけではありません。

すべてのスプレー類がインコにとって有害と思っていいです。

インコが部屋にいるときは絶対に使わないようにしましょう!!

モバイルバージョンを終了