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インコの水浴びの方法や頻度について

人間が入浴をするように、インコも水浴びをします。

野生のインコも身体の汚れを落とすために、池や水たまりで水浴びをしますが、それと一緒ですね。

水浴びはインコにとってとても大切な習慣なのです。インコの健康のためにも正しく水浴びをさせましょう。

インコにとって水浴びは大切!

インコは水浴びをすることで、フケ(脂粉)を洗い流したり、羽に着いた寄生虫を取り除いたりします。

生まれながらの飼いインコであれば寄生虫の心配もほぼないかもしれませんが、身体の汚れは落とす必要があるでしょう。

また、水浴びは羽をきれいに保つ意外にも、運動不足やストレス解消といった効果があります。

身体を綺麗にすることやストレス解消のためというのは、人間にとっての入浴と同じですね。

インコの水浴びにオススメの容器

インコが水浴びをするための専用の容器が販売されています。

ケージ内にこのような専用の水浴び容器を設置しておけば、インコが水浴びしたいと思った時にいつでも行えます。

しかし、水浴び容器内の水が糞やエサで汚れたり、ケージの周りまで水しぶきで濡れてしまうこともあります。ケージ内に水浴び用機を設置するのなら、常に生活に保つよう心がけましょう。

放鳥時に水浴びをさせる場合は、床などが濡れてもいいように大き目のタオルを敷くなどして、その上に水浴び容器を乗せましょう。

使うのはインコでも足が付くくらい底が浅くて、水浴びに支障がないほどの大きさのトレーで十分です。

インコの水浴びの頻度はどれくらいがいい?

インコの水浴びはどれくらいの期間でさせた方がいいのでしょうか?

これも結局のところ、インコそれぞれで違ってきます。

性格と同じように個体差が大きく、水浴びが大好きなインコもいれば、あまり水浴びもしないインコもいます。

種類でも差があり、例えばたくさん雨が降るアフリカ中部原産のボタンインコは水浴びが大好きなで、水浴びさせるとテンションがマックスに!

逆に乾燥した地域出身のコザクラインコやセキセイインコは水浴びをあまりしない傾向があるようです。

ちなみに私が飼育しているアキクサインコは、オーストラリアの乾燥した地域が出身。そのため、毎日水浴びする必要はないようです。

 

こういった差はあるものの、基本的に1週間に1度くらいは水浴びをさせた方が健康維持にとって良いでしょう。

とはいえ、1か月に2回でも問題ありません。インコの様子をよく観察して、適切な頻度を見極めるのが大切ですね。

インコが水浴びをしない場合は?

なかなか水浴びをはじめないからといって、インコに無理に水浴びをさせようとはしないでください。

放鳥時、せっかく水浴び容器を用意したのに水浴びをしなかった場合でも、焦らず気長にインコが水浴びを開始するまで待ってあげましょう。

また、日によっても浴びたい気分、浴びたくない気分の時があります。

無理にさせようとすると、必要以上に水を浴びて風邪をひいてしまったり、水浴びが嫌いになってしまうかもしれません。羽が汚れているので綺麗にしたいなど、飼い主の都合で無理に水浴びをさせようとするのは止めた方がいいですね。

 

インコによっては水浴びが嫌いな個体もいますが、まったく水浴びをさせないというのも問題です。もし水浴びをやらない場合は霧吹きなどを使用して身体にかけてあげましょう。ただし、たとえ霧吹きでもインコが嫌がったのなら、日を改めるなどして無理に行うことは止めて下さい。

インコの中でも、水浴びが大好きな子や嫌いな子、水にびっしょりと頭まで浸かる子や、蛇口から流れる水に飛び込む子もいたりと、かなりの個体差があります。

自分のインコを観察して、どんな水浴びが合っているのかを考えてあげましょう。

常温の水で水浴びさせましょう

寒い冬などは、インコの事を考えてお湯で水浴びさせたいと思ってしまいますが、お湯での水浴びは厳禁です。

インコの羽には防水や保温のために、常に油分がついています。お湯での水浴びはその油分を落とし過ぎてしまい、病気の原因になってしまう場合もあります。

もし冬場に水浴びをさせる場合は、部屋の温度を温かくしたうえで常温の水で水浴びさせましょう。

もちろん、あまりにも冷たすぎる水を使用すると、インコが風邪をひいてしまいますので水温には気を付けたいですね。

ぴこの水浴び

では、最後に我が家で飼育しているアキクサインコのぴこの水浴びについて、その様子を紹介します。

我が家では底の浅いトレーに水を張って、そこで水浴びさせています。

ぴこは気分屋なので、「水浴びがしたい!」というときは、トレーを置いた途端に走ってきて水浴びを開始します。

水浴びの気分ではないときは、水の張ったトレーにはまったく興味を示さずに、遠くの止まり木で休憩しています。

 

面白いのは、ぴこはちゃんと飼い主が見ていてあげないと水浴びをしないところです。

水の張ったトレーに入っても、ただピチャピチャと足を濡らすだけで、羽をバタバタさせて水浴びしようとしません。

そこで私が水をパッパッと指先からかけてあげると、それを合図にして水浴びを始めます。

ぴこは水しぶきをかけてあげないと水浴びをはじめないアキクサインコなんですね。

甘えん坊というかなんというか…。

一度水浴びを始めてしまうと、尾羽を引っ張って動かしても構わずに羽根をバタバタさせています。

 

水浴びをしているインコはとても可愛いものです。

ご自身のインコも、気持ちよく水浴びできる環境を考えてあげて、快適に水浴びできるように工夫してみましょう。

水浴び後のぴこ。濡れた所の色が濃くなり、トゲトゲして見えます。

いつものふわふわな姿からは想像もつかない姿がまた面白いですね。

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