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インコは人間と同じように見返りがなくても仲間を助ける?

自分にまったく利益がないのに他人を助ける行為を”利他”と呼んだりします。

利己的、の反対の言葉だね。

最新の研究で””の中にも利他的行動をとる種があることがわかってきました。

困っている他者を助けるための無私無欲の行動は、哺乳類、特に人間や大型類人猿などだけに見られる特性だと、長い間考えられてきた。

だが、アフリカに生息するインコ科の鳥類であるヨウムは、近しい関係にある仲間や「顔見知り程度」の相手にも自ら進んで手助けをすることが、最新の研究で明らかになった。自身の利益が期待できない場合でも、こうした行動を取るのだという。研究論文が9日の米科学誌カレント・バイオロジー(Current Biology)に掲載された。

参照元:ヨウムの「無私無欲の行動」 進んで仲間を手助けか 研究

まず、ふたつの区切られた部屋のそれぞれにヨウムを入れる。

そうして「コインを人間に渡すとエサを貰える」ということを学習させる。

区切られた部屋はコインを受け渡すことだけはできるのだけど、コインを貰ったヨウムは自分はエサがもらえなくなるのに、隣のヨウムにコインをあげるような利他的行動が見られたとか。

しかも親しいヨウム同士ではたくさんコインを渡し、顔見知り程度のヨウムだとコインを渡す数が少なくなる。

明らかに”親しさ”と利他的行動の間に相関関係があることがわかったのです。

 

すべてのインコ科の鳥が”利他的行動”をとるわけではないようですが、とにかくインコが高い知能を持っているのがわかりますね。

「隣の部屋のやつ、お腹空いてるだろうな。自分はエサ食べられなくなるけどしょうがないや!」

と、エサを貰えるチャンスを隣のヨウムには渡す。

 

とっても優しい!

 

人間でもなかなかできない行為です。

そうやって群れの仲間たちと支え合って長い間生き続けてきたんですね。

では、我が家のアキクサインコぴこはどうでしょう?

 

ヨウムは最大で1,200羽くらいの巨大な群れで生活しているそう。

この巨大な群れで生活する習慣が、利他的行動の元になっている可能性があります。

アキクサインコは普段は数十羽くらいの群れで生活しているそうなので、ヨウムに比べると利他的行動はしないのかもしれません。

少なくともぴこは自分がエサを食べることしか考えてなさそうですね…。

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