先日、東方地方で大きな地震がありました。

私が住んでいる地域も震度3で、部屋全体がグラグラと揺れました。

これくらいの揺れでもパニックを起こして、狭いケージの中を暴れまり、怪我をしてしまうインコもいるようです。

我が家のアキクサインコぴこはというと、震度3くらいの揺れはまったく気に留めず、「ぴっ」とも鳴きませんでした。

ぴこは神経が図太いのかもしれません。

 

まあ、そんなぴこも、夏に近所で打ち上げられる花火の「ド~ン!!」という音にはビックリ!!

暴れたり、飛びまわったり、警戒するように身を屈めたりするのですが。

 

今回のような震度3程度の地震なら問題ないかもしれません。

ですがこれが震度6や震度7の大地震だったら?

もし避難所に避難する必要があったら、ペットのインコは連れていくべきなのでしょうか?

 

今回はインコなどの小鳥を飼育しているのなら知っておきたい地震や災害への備えをまとめてみます。

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インコの地震対策

インコの地震対策で大切なのはケージを設置する場所です。

家具が倒れてこない場所にケージを置くのは基本です。

ちょっと揺れただけで転倒するような不安定な場所にケージを置くのもやめましょう。

カラスが割れて破片が降ってくる場所、上から何か降ってくる可能性のある場所なんかも危険です。

 

また、地震でパニックを起こしやすい性格のインコであるのなら、パニックを起こしても怪我しないように大きめのケージで飼育するのもオススメです。

大きな揺れでケージの扉が開いてしまわないよう、しっかりと閉じれるケージを選びましょう。

インコと災害時の避難

大地震や大雨、洪水などの大災害に見舞われて、避難所に避難する必要がある場合、ペットのインコは避難所に持っていくべきでしょうか?

それとも家の中に置いておいて、人間だけが迅速に避難!!安全を確保した後に、エサをやりに戻ったりした方がいいのでしょうか?

 

インコではなくペットの犬や猫は、災害時には一緒に避難するのが基本です。

もし災害で避難するときにペットを置いたままにしておくと、そのペットを後で保護するときに労力や時間がかかります。

また、衰弱して死んでしまうこともありますし、逃げ出して野生化し繁殖してしまう可能性もあります。

「置いていったら可哀想」といった動物愛護的な理由もありますが、野良化を防ぐといった「環境保全」の観点からも、避難時はペットも一緒というのが正しい考え方。

それは犬や猫だけではなく、インコやブンチョウ、キンカチョウにオカメインコなどのペットの鳥も一緒です。

 

もし大災害が起こり避難する必要があるのなら、避難所にインコも連れていくのが正しいんですね。

もちろん、自宅で待機できるのならそれが一番なのですが。

 

ただし注意点がひとつ。

いっしょに避難できるペットは自治体によって異なるのです。

たとえば東京都では一緒に避難できるペットを「犬、猫、小鳥、小型のげっ歯類(ハムスターなど)などの一般的なペット」と定めています。

東京都に住んでいるのなら、避難時にはインコなどの小鳥も一緒が基本です。

が、フトアゴヒゲトカゲやミシシッピアカミミガメなどのエキゾチックアニマルや、ミドリフグや熱帯魚などのお魚系のペットは避難所に持っていけないことになります。

 

もし大災害が起きたとき、避難所にインコなどのペットの鳥を持っていけるのか、自分が住んでいる自治体のホームページで確認しておいた方がいいでしょう。

自治体のホームページには、災害時の避難場所なんかも乗っているので、念のため確認しておくのがいいですね。

 

次に、避難のための備えです。

人間が避難する際に必要なものは「非常用持ち出し袋」にまとめておいて、ベットの横や玄関などに備えておくのが基本。

その主要な内容がこちら。

  • 非常食や水
  • ライト
  • 携帯電話充電器
  • ラジオ
  • 簡易トイレ
  • スリッパや軍手
  • 救急セット

 

では、インコのための防災セットは?

  • 小さくて持ち運べる小さめのケージ
  • エサ(ペレット)
  • 飲み水
  • ケージを覆うタオルや専用のカバー
  • 糞を掃除する紙類(ティッシュ)
  • ホッカイロ(保温グッズ)
  • 普段使っている薬

特にケージを覆うカバーは大切です。

ケージを覆っておけば、インコのストレスが軽減されますし、保温効果も期待できます。鳴き声も小さくなるので、他の避難者への迷惑も軽減されるでしょう。

これら以外にも、普段の飼育環境を踏まえて必要なものを揃えて起きましょう。

人間の非常用持ち出し袋に入れておくのもいいかもしれませんね。

 

万が一、避難所で生活することになったら、自分はもちろん、インコにもかなりのストレスになります。

不慣れな共同生活を強いられたり、満足な食事が取れなかったり…。

その影響で体調を崩す可能性も高いので、飼い主はとくにインコの体調に気をつけたいですね。

不自由な避難生活の中でも他の避難者の迷惑にならず、最低限飼育できる環境を整えてあげたいものです。

 

また、インコの体調も大切ですが、他の避難者との関係も大切。

避難者の中にはペットや動物が苦手な方や、アレルギーを持っている方もいるかもしれません。

「触らせて~」なんて言ってくる、インコに理解のない避難者もいるかもしれません。

そんなトラブルを想定しつつ、事前にしっかりと備えをしておくのが大切ですね。

インコと一緒の生活で考える災害対策や避難方法まとめ

 

まず第一に、大地震が起きても安全な場所にケージを摂取することが大切。

万が一、避難所に避難する必要に迫られた場合は、避難用の小さめのケージに入れて一緒に避難します。

避難所がインコを受けれてくれるかは、事前に確認しておきましょう。

 

インコは大切な家族です。

準備をするのはちょっと面倒かもしれませんが、地震大国の日本に住んでいるのですから、万が一の備えは大事ですね!!

 

*カバーがセットになったコンパクトなキャリーケースも販売しています。念のため、ひとつ持っておくと便利ですね。