5年以上使い続けてきたメッキのケージ。
随分とメッキが剥がれてきて、よく見ると銀色の部分が黒ずんでしまっています。
このサビたような黒い部分を、我が家のアキクサインコぴこは平気でガジガジとかじっているわけです。
健康に害があるのではないか…?
そう心配になり調べてみると、インコが金属製品によって金属中毒になってしまうケースもあるのだとか。
そろそろケージの買い替え時期かと思い、2021年1月にサビに強く金属中毒の危険性も低いステンレスケージに買い替えました。
今回は1年以上使い続けてみて感じたステンレスケージのメリットとデメリットをまとめてみます。
インコにとって亜鉛メッキのケージは危険なのか?
まずステンレスケージについてよりももっと大切なこと「金属メッキのケージの危険性」について言及します。
結論を先に書くと、金属メッキのケージを使ってもインコや小鳥が金属中毒になる確率は限りなく低いと言えるでしょう。
最初にインコをお迎えした時、何の知識もないままにホーエイのリーズナブルなメッキのケージを購入しました。
それで5年間生活していたアキクサインコぴこですが、ケージのメッキが原因で体調を崩したことはありません。
ホーエイのホームページでもメッキの安全性についての回答があります。
HOEIの銀メッキ製品は亜鉛メッキ後の処理に三価クロムを使用しております。
業界に先駆けて、鳥・動物に無害であり、環境にもやさしいメッキ処理を導入しておりますので、ご安心してお使いいただけます。
さらに安全性を求められるお客様には、ステンレス製ケージもご用意しております
参照元:メッキの安全性は大丈夫ですか?
メッキ処理といっても何種類かあり、HOEIが販売する鳥かごのメッキに使われるのは毒性の強い6価クロムではなく、安全性の高い3価クロム。
だから体の小さな小鳥でも安全に飼育できるんですね。
とはいえ、経年劣化でメッキが剥がれたり、表面が黒ずんでいるケージがインコにとっていいとは思えません。
もしあまりにも劣化が激しくなったら、メッキでもステンレスでもいいので買い替えてあげるのがベストだと思います。
では話を戻して、ステンレスケージのメリットとデメリットを紹介します。
ステンレスケージのメリット
ステンレスケージのいちばんのメリットは、高い安全性と強度です。
3価クロムメッキが安全とはいえ、ステンレスケージにはかないません。
また、メッキのケージは4~5年も使えばかなり経年劣化しますが、ステンレスケージはサビにも強いですし曲がらないですし、とにかく長持ちします。
インコや小鳥がどれだけカジカジしてもへこたれない強度ももっています。
汚れが落ちやすい特徴もあるので、糞で汚れがちなケージには最適ですね。
ステンレスケージのメリットをまとめてみます。
①金属中毒の心配がない
②汚れが落ちやすい
③サビにくい
④耐久性が強く長持ち
以上がステンレスケージのメリットとなります。
ステンレスケージのデメリット
耐久性、安全性に優れたステンレスケージですが、メッキのケージと比べてなにかデメリットがあるのでしょうか?
たったひとつだけ、大きなデメリットがあります。
それは価格です。
ステンレスケージはメッキのケージと比べると、ヘタしたら4~5倍以上は高額になります。
メッキのケージが3,000円~5,000円くらいだとしたら、同じ大きさのステンレスケージは1万円を軽く超えます。
なので、もし値段だけを考えるのであれば5年に1回メッキのケージを買い替える、なんてのもありですね。
まあ、鳥さんはすごく長生きな種が多いので、長持ちするステンレスケージを最初に飼ってしまうのが一番かもしれません。
1年ステンレスケージで生活したアキクサインコぴこの変化
住み慣れたメッキのケージから、一回り大きくて快適なステンレスケージに引っ越してかれこれ1年。
アキクサインコぴこに変化はあったのでしょうか??
…正直に言って、特にありません。
体調が劇的によくなったわけでもないですし、満足してる感じも、不平不満もなさそう。
ただ、ケージが少しだけ広くなったので、ケージの中が移動しやすく快適にはなったでしょう。
とはいえそれはステンレス製のメリットではありませんし。
飼い主的にはケージのサビや有害性を心配することがなくなったというのが大きなメリットと感じました。
黒く変色したケージを使い続けるのはなんだか心配ですからね。
ちょっと高い買い物でしたが、買ってよかったと思います。
もし「メッキのケージを使い続けるのが心配だな…」と感じている飼い主さんがいるとしたら、長い目で見てステンレスケージを買うのはオススメだと思います。
ちなみに私が購入したのは「SANKO イージーホーム ステンレス40ハイ WH」です。
価格やケージの大きさなどをいろいろ比べてみて、これがベストだと判断しました。
ステンレスケージにもいろんなメーカや大きさがあるので、いろいろ比べてみるのも面白いと思います。
“インコの金属中毒予防にステンレスケージに変更して感じたメリットとデメリット” への1件のフィードバック