我が家にお迎えしたばかりの頃のぴこは、まだまだ幼く飛ぶことができませんでした。
そんな幼かったぴこも、さし餌を「ピヨピヨピヨピヨ」と貪り喰らい、ちょっとずつ成長してきました。
そうしてついに、放鳥すると部屋の中を元気に飛び回るようになったのです♪
そんなある日いつものように放鳥していると、またバサバサと不安定にも部屋を飛び、楽しそう。
しかしまだ飛ぶのも着地も得意ではないぴこは、壁に当たって変に着地してしまったのです。
今のってちょっと危険な落ち方をしたような…?
心配になったので、その後のぴこをよく観察したのですが、普通に歩くし、飛ぶこともできました。
ぶつけたかもしれない右足の動きを注意深くみても、怪我や骨折、捻挫をしたようには見えません。
大丈夫だったかな、と少しホッとしました。
しかしぴこは壁に当たったことにショックを受けたのか、かなりテンションが下がったようです。あれだけ動き回っていたのに、じっとしていて、元気が無いように見えます。
まさか…やっぱり怪我をしたかも!?
心配だったので、早めにケージに戻しました。
次の日ケージから出すと、なんとぴこは右足を引きずるように歩いていました。やっぱりあの時、怪我をしていたのです!
お迎えしたばかりなのに、怪我をさせてしまうなんて…。
その日は放鳥を中止し、怪我をした足があまり動かないようにケージではなく、小さなプラスチックケースに移しました。
ぴこは不満そうでしたが、しょうがありません。
骨折してしまったのか?ちょっとした捻挫くらいなのか?その怪我の具合がわかりません。ひょっとしたら治っても一生障害が残ってしまうかもしれない…そんな覚悟もしました。
通常ならすぐに病院に連れて行くべきでしたが、身内の不幸と重なってしまい、連れて行くことがままなりません。
足をかばう様子でしたが、一応指の先まで動かせるようでしたので、骨折ではないと判断し、安静にさせました。
プラケースの中でも外で遊びたがり、ぴょんぴょん跳ね回っていますが、じっと眠そうにするときはどう見ても体をやや傾けて立っています。
心配の中、一週間ほどプラケースにいれて様子をみていました。
そして用事が終わり、やっと病院に連れて行けるとぴこをまたチェックした時にはすっかり元気!
ちゃんと両足で歩くようになりました!
何という回復力!ただの捻挫だったのか、軽い打撲だったのか…ともあれ無事に元気になってホッと胸をなでおろしました。
今思うと、怪我をした直後のぴこは、必死に怪我を隠そうとしていたのかもしれません。インコは怪我や体調不良を隠すと言いますし。
何食わぬ顔で一点を見つめるような表情、じっと動かないぴこのあの姿は、精一杯の強がりだったのかもしれません。
その後、健康診断に病院でこのことを伝えましたがなんの後遺症もないとの事。
障害が残ったとしても、一生かわいがるぞ!と決心したのですが、杞憂に終わってとてもよかったです(*’▽’)