「ひゃっほ~~~い!!」

インコにとって放鳥は自由に飛び回れるとっても楽しい時間です。

ストレス解消や運動不足の解消にもなりますし、飼い主とのコミュニケーションをとって信頼関係を築くこともできます。

ですが、そんな楽しい放鳥タイムにも危険がいっぱい!!

インコの放鳥時に守って欲しい注意点や、放鳥の適切な時間などをまとめて紹介します。

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放鳥のやりすぎはダメ?最適な放鳥時間

「ず~っと放鳥しっぱなしだと、インコのしつけに悪い!」

そんな意見を聞いたことがあります。

長時間の放鳥はインコにとってダメなのでしょうか?

最適な放鳥時間はどれくらいなのでしょうか??

 

まず結論から申し上げますと、インコの放鳥時間は長くても短くても大丈夫です。

ただし短くても大丈夫とはいえ、1日に30分~1時間くらいは放鳥時間を取ってあげたいですね。

放鳥時間よりも大切なのは、きちんとルールを守るということ。

インコは規則正しい暮らしを好みます。

例えば朝30分と夜30分など、放鳥時間を決めて、それを毎日続けるのが大切です。

それが習慣になってくれば、インコは放鳥時間になるとケージの入り口あたりで「早く出してよ~!」と待っていますし、放鳥時間が終わる時間帯には、自分からケージに入っていくこともあります。放鳥時間ではないときには、ケージ内の止まり木でジッとしています。

 

インコの放鳥時間が長すぎるとダメといわれていますが、そんなこともありません。

だらだらと人間の気分で不規則に放鳥するのが一番ダメ!

放鳥時間を長めにとるとしても、しっかりと時間を決めて放鳥するのが大切です。

 

今日は予定があるからとか、引っ越したからとか、体調が悪いからとか、人間の都合で放鳥時間を変えるのはダメ。

放鳥時間が長いインコはケージの外にいることになれてしまうので、長時間ケージの中にいるとストレスを感じてしまうようになります。

放鳥時間を長くすると決めたのなら、自分の都合でコロコロと放鳥時間を変えずに、ず~~っと同じ時間放鳥し続ける必要があるでしょう。

多くの飼い主が放鳥時間が長ければ長いほど、ダラダラと不規則に放鳥したり、人間の都合で放鳥したりしなかったりします。そういった傾向があるからこそ「放鳥時間が長すぎるのはダメ」という話が出てくるのでしょう。

インコの放鳥時間は長くても大丈夫。ただし、規則正しく時間を守るのが大切。

例えば生活時間が違う家族のみんなが、それぞれに好き勝手に放鳥させるのも控えた方がいいですね。

 

人間の都合で放鳥時間をコロコロ変えるとインコのストレスになるので気をつけましょう!

危険がいっぱい!インコの放鳥時の注意点

鳥は飛ぶのが仕事であり、身体の仕組みも100%飛ぶようにできています。

だからこそ、インコにとって飛ぶことは一番のストレス解消。

短くてもいいので、1日1回は必ず放鳥させてあげたいものです。

ですが、人間の暮らす部屋の中はインコにとって危険がいっぱい!!

そこで、インコの放鳥時に気をつけたい注意点を紹介します。

絶対に目を離さない!

インコを放鳥している間は目を離さないようにするのが基本中の基本です。

放鳥の間に買い物に出かける、なんて絶対にやってはいけません。飼い主を探してず~っと飛び回り、家具の間に落ちてケガをしてしまうかもしれません。

放鳥中はしっかりとインコの相手をしてあげましょう。インコが鳴いたらそれに答えてあげたり、自分の手でエサをあげてみたり。

そうすれば、自分にとってもインコにとってもいいストレス解消になるでしょう。

その後はケージの掃除をしたり、エサや水を取り替えたりしてあげるのも大切ですね。

戸締りはしっかりと!

インコの放鳥中は、しっかりと戸締りをしましょう。

部屋を出ようとドアを開けたら、そのすきに外に飛んで言ってしまった、そんなケースも実際にあります。

気づかないうちに窓を開けていたり、洗濯物を干すために窓を開けていたり…。

「うちのインコはなついてるし、外になんか出ないよ!」

と思っていても、好奇心旺盛なインコは外の世界に飛び立ってしまうかも。いったん外に出てしまえばパニックになり、部屋に戻ってくることもできなくなってしまうかもしれません。

飼われているインコが外の世界で生活するのはほとんど不可能。

インコのためにも放鳥中はしっかりと戸締りをしましょう。

放鳥は家族全員で情報共有を

インコの放鳥は家族全員で認識しておくのが大切です。

もし家族が放鳥を知らなかったら、不用意にドアや窓を開けてしまい、外に逃げてしまうかもしれません。

また、歩いていて足に当たるとか、座ったときに下にいた、なんて事故を防げます。

インコにとって有害なものはしまっておく

インコは好奇心旺盛で何でもかじります。

なので、口に入れて危険そうなものは放鳥の前に予め片付けておくのが大切です。

金属製品、特に鉛製のものは鉛中毒になるかもしれませんし、カジカジと噛んだら剥がれる塗装が塗られたものも注意が必要です。

他のペットがいる場合は、放鳥時に注意

犬や猫など、インコ意外にもペットがいる場合は、インコの放鳥中だけでも違う部屋に移動させるなどする方がいいです。

インコは小さくてか弱い生き物。

いくら仲良しに見えても、動物同士なので事故が起きる可能性はゼロではありません。

体調が悪いときは放鳥はさせない

インコの体調が悪そうであれば、無理に放鳥させるのは止めましょう。

以前、我が家のアキクサインコぴこが足にケガしたときは、ジッとしてあまり飛び立ちませんでした。

もし無理にケージの外に連れ出したりしたら、ケガが長引きますし、ストレスにもなってしまうでしょう。

病気もケガも、その対処法の基本はケージの温度を暖かく保ってそっとしておくこと

もちろん、かかりつけの動物病院に連れていくことも大切ですが。

ケージを開けても外に出ないようであれば無理に出す必要はないですし、体調が悪いようであれば放鳥は控えましょう。

 

*放鳥中はとにかくインコから目を離さないで!しっかりと遊んであげましょう。

ぴこ、クローゼットの下に落下する

アキクサインコぴこを放鳥させていたある日、ふと目を離したすきにぴこがどこかに行ってしまいました。

いつもの止まり木にもいませんし、よくいるテーブルの下や時計の上にもいません。

それほど広くない部屋を探してもどこにもいないので、ちょっと焦りました。

「ぴこ~~!どこ~~~!!」

と呼びかけても無反応。

「ピッ!」

と一声鳴いてくれれば場所もわかったのですが。

 

で、結局ぴこがいたのは、開けっ放しのクローゼットの扉の陰でした。

急いで救出したのですが、もし扉の裏にいるのに気づかずに扉を閉めていたら大怪我していたかもしれません。

 

インコはとにかく部屋の中の高いことろに止まろうとします。クローゼットのドアを開けっぱなしにしていると、そこに止まろうとするので、放鳥中は閉めておくようにしていたのですが…ついうっかり、開いたままだったのです。

どうやらぴこはクローゼットの一番高いところにとまって、誤ってその陰に落ちてしまったようです。

幸いにもぴこにケガはなかったのですが、放鳥中は窓はもちろんですが、家具や押し入れなどの扉もなるべく閉めた方がいいと感じました。

ケージの中のインコが「出してよ!」と騒ぐ場合の対処法

インコがケージの中で「出してよ~!!」と鳴く場合があります。

放鳥しない限り鳴き止まないので、仕方なく放鳥してしまう飼い主もおおいでしょう。

ですが、最初に申し上げた通り、放鳥時間が規則正しくするのが大切です。

出して出して!!と騒いでも、その都度にケージから出していては放鳥時間が不規則になるばかり。

 

ケージの中でどうしても鳴き止まない場合はどうすればいいのでしょうか?

 

大切なのは心を鬼にして無視すること。

鳴いたからといってケージから出していたら、インコは「鳴いたらケージから出してくれるんだ!」と学習してしまいます。

そうなると、余計に鳴くようになりますし、逆効果!

たとえず~っと鳴き続けたとしても無視するのが大事。それがトータル的にはインコのためになるでしょう。

 

ちゃんと放鳥時間に遊んであげれば、飼い主とインコとの信頼関係も損なわれることはありません。

 

ポイント:ケージの中でどれだけ鳴いても、放鳥時間以外には出さないのが大切!

インコの放鳥まとめ

インコの放鳥はストレス解消にとても大切ですが、飼い主にとってもまた貴重な時間です。

インコちゃんが肩に乗ったり指に乗ったりしてくれれば、可愛さもひとしお。

短い時間でも毎日ケージの外に出してあげましょう。

放鳥時間は短くても長くてもいいですが、規則正しい生活を送らせるように心がけます。

また、放鳥中はインコから目を離さないで、しっかりと遊んであげるのが大切ですね。まさに放鳥タイムこそが、インコを飼っている醍醐味といえるでしょう!!