これはインコだけに限りませんが、ペットショップで動物を選ぶ際、気を付けておきたいポイントがあります。
せっかく買ってきた子が、お迎えしてすぐに死んでしまうなんてことは嫌ですよね。
それをさけるためにも、ペットショップでは個体を注意深く観察しましょう。
選び方のポイント
身体の状態をチェック!
羽の状態や、足の指の数、関節の曲がり方がおかしくないか、くちばしの形はおかしくないかなど、よくチェックしましょう。
インコの体調は、羽の状態によくあらわれます。
健康で栄養状態も良ければ、羽の色つやもよくなります。
つまり「見た目の可愛らしさや美しさ」は選ぶ際にとっても重要ってことですね。
身体が汚れていない?
全体を見て羽や目に汚れがないかチェックします。
特にお尻の確認は重要です。
わたしたち哺乳類もそうですが、体調を崩したとき、下痢になることがあります。
毛の生えている動物たちは、下痢をした場合お尻の周りの毛に排泄物が付着してしまいます。
インコのお尻に下痢が付着していた場合、病気や寄生虫感染の疑いがあります。
こちらに寄ってくる?
せっかく飼うなら自分に懐いてくれる子の方が楽しいでしょう。
ケージの中でこちらに興味を示して近寄ってきてくれる子は、人懐っこい性格かもしれません。
逆に近寄って来ず怯えていたりする子は、臆病であったり神経質であったりストレスを感じやすい性格かもしれません。
また、奥でじっとしている場合は病気の可能性もあるので注意が必要です。
ちなみに我が家のアキクサインコぴこは、ペットショップのケージの中でジッとしていて、あまりこちらに寄ってきませんでした。
生後間もないヒナの状態なのでしょうがないですね。
それでも飼ってみると、飼い主にべっとりの甘えん坊に育ちました。
元気ですか?
タイミングにもよりますが、ケージ内で動き回ったり、活発にしている子の方が身体が丈夫かもしれません。
逆にケージの隅にうずくまっていたり、目を閉じて動かなかったり、身体を膨らましているようなら、ちょっと体調不良になっているかも。
元気いっぱいの子の方が、一緒に遊ぶときに楽しいでしょう。
ですが、元気すぎて鳴き声が煩い!!なんてこともあるので、慎重に選びましょう。
第一印象(直感)
結局の所、ペットショップで選んでいる段階でわかることには限界があります。
買ってきてしばらくして、病気が発覚することもあるかもしれません。
その時にあなたはちゃんと世話をしてあげられるでしょうか?
看病してあげられるでしょうか?
大事なのはその覚悟があるかどうかです。
健康なインコを選びましょう。
あまり鳴き声がうるさくないインコがオススメです。
人懐っこいインコの方が飼育が楽です。
そんなインコの選び方もあるかもしれませんが、もっと大切なことがあります。
完璧な人間がいないように、完璧なインコもいません。
性格だってそれぞれ違います。
インコの優劣を100%理解したうえで飼うのは不可能。
最終的には第一印象や直感で決めるのが大事だったりします。
インコちゃんの目を見て何か心が通じるような感覚が得られたなら、きっとその子があなたのインコちゃんなのでしょう。
一番大切なのは、どんな子でも大切な家族の一員として迎えてあげるってこと。
ちなみにぴこはお尻も汚れていて、ケージの奥で怯えていて、お世辞にも飼うのにオススメなインコちゃんとは言えませんでした。
後の健康診断で、おなかの骨が生まれつき曲がっていることも判明します。
それでもぴこを迎えたのは、出会った時の直感で「この子は私の子だ!!」と思ったからなのです。
今ではあの時では想像もつかないくらい、毎日元気に飛び回っています。
愛情をこめて育てることができるのなら、どんなインコを選んでも問題ないのではないでしょうか。